リアル謎解きゲーム「この支配からの卒業(だっしゅつ)」誕生秘話②

謎解き

9月頃から準備を始め、あっという間に冬になり、月一回の集まりから自然と週一で集まるようになり、準備を着々と進めていました。

小道具を製作中

今回は謎を解いていきながら音符♪を集め、尾崎豊の卒業のメロディー「この支配からのそつぎょう~♪」の部分の楽譜を完成させ脱出成功というストーリーにしていくことになり、著作権の問題もあるため、JASRAC(著作権を管理する団体)に問い合わせました。用紙に必要事項を記入し、FAXで送信しJASRACから送られてくる番号を楽譜を完成させる予定の紙に印字し、著作権料金を払えば利用できるとのことで思ったより値段も高くなく安心していました。

実際に利用申請のFAXを送ってみるとJASRACさんからお電話が...。「こうゆう使われ方は初めてなので尾崎さんの事務所?に直接電話して確認してください」とのことでした。言われるまま教えられた電話番号にかけ、このように使いたいのですがと説明したところイベント概要をメールで送ってくれと言われ簡単な概要を送りました。

返信のメールには主人公ゆざき君のプロフィールは?イベント主催者はどこ?主催者の活動がわかるwebサイトあるか?イベントの目的は?などマシンガンのような質問メールが!!まさかこんな細かく聞かれると思わなかったのでびっくり。マシンガンメールをくらいHPがかなり減りました(笑)

自分なりに一つ一つの質問に答えていきましたが、主人公のプロフィールはそんなに細かく決まってないし、鴨ビスは立ち上げたばかりでこのリアル謎解きゲームが初のイベントなので実績もありません。ホームページも作成中でまだ完成していませんでした。

正直にそのように答えた結果、利用不可の連絡をいただきました...。ガチョーン。

わたしの説明や考えが甘かったのか、こんな謎の団体の謎のイベントに大事な楽曲を使わせるわけにはいかないということなのか。←たしたかに!

ただ脱出時にあの素敵でキャッチーなメロディーを完成させ、奏でてゴールとしたかっただけだったのに...。と著作権の壁に思いっきりぶち当たりました。

しかし、もう近隣小中学校にはチラシ配布済み、参加予約の連絡も続々と来ているし、謎解きに使う音符も作成済みなのに、「卒業」のメロディーが使えないという事態。しかも開催日まで一か月切ってるという状況。えっ、どうしよう!!!!!!!!!

急いでメンバーに相談し、著作権フリーの曲を使うかもしくはオリジナル曲を作るかという話になり、浦川原青少年育成会議の頼りになるお方(自宅でピアノ教室を営んでる)に相談し、お願いしたところなんと!!!1週間ほどでめちゃくちゃ素敵な卒業ソング「PINK」を作ってくれてしまいました!

マジ神!!Oh My God!!

急いで謎解き用の音符を作り直し、もはや尾崎豊はなにも関係ないけど先に決まっていた「この支配からの卒業(だっしゅつ)」というタイトルだけがほのかに力強く尾崎の香りを漂わせていました…。

この「著作権って思ってたより大変なんだなぁ」(←みつを風に読んでください)な出来事はものすごく勉強となるいい機会となりました。私たちは知らないことばかりで行き当たりばったりだけど、失敗しながら、そうやって新しいことや自分たちがおもしろいと思うことにもどんどん挑戦していきたいと思います。

そして本番一週間前の研修日。研修日はボランティアスタッフの方に当日と同じように実際にゲームを体験してもらい、貴重な意見をもとに更に改善していきました。

そしてそして、たくさんの方の協力のもとなんとか当日を迎えることが出来ました。

今後も「まじめにゆるくみんなで遊ぶ」をコンセプトにおもしろいと思うことを企画していけたらと思うので、お時間ある方は一緒に楽しんでもらえると幸いです。

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